蜜蝋の精製(2018年11月10日)
蜂蜜を絞った巣脾から、ミツロウを生成する。
今回はセイロ蒸しの要領で、蒸気を利用して精製する。
この方法だと不純物の除去に手間取らない。
✳︎精製された蜜蝋(右)と屑蜜と言われる巣脾から抽出された蜂蜜(高温にさらされた)
蒸気で精製する手順
(1)鍋にミツロウをためるボールを置き
(2)その上にボールより一回り大きなザルを置き
(3)濾しネットに巣脾を詰めて入れ、はみ出さないように縛ってザルの中に置く
(4)鍋に水を張り、加熱、蒸気で蒸す
(5)巣脾から精製されて、ボールに溜まった蜜蝋
✳︎ボールに溜まった不純物の混ざらない精製蜜蝋
糖度79.0・採蜜量13kg(2018年11月09日)
9糖度・採蜜量の計測を行う
「糖度79.0、採蜜量13kg/巣箱」であった。
テイスティング結果良好(excellent !)
NO1巣箱の採蜜(2018年11月05日)
1日置いて採蜜を始める。
↑ この巣脾はNO1巣箱を逆さにした状態。
一部の巣脾上面が開いているのは、NO2巣箱(下段巣箱)のトップバーについていた部分、NO1を持ち上げるだけで切り離せた。
↑ NO2巣箱のトップバー
巣箱単位で独立した巣を構成するのが特徴、よってワイヤーなどの切り離し工具を必要としない。左上に蛇行の跡が見られるのは、営巣を確認後巣箱を移動した時、設置方位を違えたことが考えられる。(下段巣箱はトップバーに沿って巣脾が形成されている)
↑ 巣脾全面が塞がれて、蜂蜜が満杯の状態。営巣が良い状態を保った結果、糖度並びに蜂蜜の品質に期待出来る!
↑ 巣脾を個々に外せればよかったが、重さで下の受け容器に落下した。
この後、濾し器で受けて蜂蜜を集めたが、手が蜂蜜で覆われたので写真はなし。
NO1巣箱の切り離し(2018年11月04日)
NO1巣箱(最上段)を上部の給餌ボックス他と、下段のN02巣箱を切り離しNO1単独として、採蜜エリアへ移動する。
この巣箱の特徴の一つ「トップバー」の上に造巣しない。
↑ NO1巣箱上部(給餌ボックスとの接合部)
もう一つの特徴「トップバー」を越えて造巣しないので、下段の巣箱との接合がないので、カッターを必要としない。
↑ NO2巣箱上部(NO1巣箱との接合部)
↑ 切離し後、下段トップバーに見られた接合部
キルト材の確保(2018年11月03日)
稲藁、麦藁、茅など適当な材は幾種か考えられるが、農作物は農薬の心配があり、農薬と縁のない場所で飼育したもので手近なもの、公園のススキが思いついた。
これは普段から行動範囲にあるもので、これに決める。
採取してきたススキを2〜3cmに細かく刻み、農産物袋に詰める。
採蜜と越冬準備(2018年11月03日)
幾つかの状況から最上段の巣箱の採蜜を決定する。
(1)気温が10度を下回る日が続く
(2)給餌の減り方が鈍い
(3)NO3巣箱(継箱)への営巣が始まらない
主にこの3点から、NO1巣箱の採蜜並びに越冬準備を行い、越冬モードに切り替える。
手順は、
「越冬準備」→キルトボックスに使う断熱材の確保→キルトボックスの越冬仕様移行→経過観測
「給餌エリアの設置」→エントランスボックス、給餌ボックス、給餌の用意
「NO1巣箱の採蜜」→NO1巣箱の切り離し、採蜜実施。
「糖度・採蜜量の計測」
「蜜蝋の生成」→分蜂時の誘引用他に
「残巣の保存」→分蜂時の誘引用
採蜜と同時に行う作業。